
腹筋の筋トレメニュー・アブローラー(アブロールアウト)のやり方と効果を上げるコツを解説!
腹筋のアブローラーで鍛えられる筋肉
アブローラーを使って全身を伸ばし、丸めていく動作(アブロールアウト)では、主に腹直筋(腹筋、腹部正面)や腹横筋(腹直筋の奥)、脊柱起立筋(下背部の筋肉)などが鍛えられ、脊柱の安定性を高める効果があります。
腹直筋は脊柱(体幹)を屈曲させる(上半身、腰を丸める)働きがあり、とくに前方へ転がしたローラーを戻す際に大きな負荷がかかります。
腹横筋は腹直筋の下層にある筋肉で、大きく息を吐くときに腹部を圧縮する(お腹を凹ませる)効果があります。
脊柱起立筋は背中側の脊柱周辺の筋肉で、ローラーを前に転がして体幹を伸展させる(上半身を伸ばす)際に、持続的に働きます。
また、動作を安定して行うのに内・外腹斜筋(わき腹の筋肉)や三角筋(肩)・上腕三頭筋(上腕の裏側・二の腕)なども補助的に働きます。
アブローラーのやり方
ローラーのハンドルを握って膝をつき、ローラーを床に置いて腕が太ももに近づくようにして構えます。
息を吸い、腕を伸ばしたままゆっくりとローラーを前方へ転がし、体幹を伸ばしていきます。
無理のない範囲でできるだけ前へ押し出していきます。(可能であれば、膝から腕までをまっすぐに伸ばすことを目標にします)
このポジションから息を吐いてローラーを引いていき、ひざまずいた姿勢に戻り、繰り返します。
強度が高く難易度が高いエクササイズなので5~10回を目標に、慣れてきたら15回2~4セットを目安に行うと効果的です。
アブローラーで効果を上げるコツ
動作中、背中が大きく反ってしまわないように、全身に力を入れて行います。(体を伸ばす際、ゆっくりとローラーを転がしていきます)
毎回少しずつ、できるかぎり腕を伸ばして体を低く下ろせるようにしていきます。
膝を伸ばすとより強度が高まり、またローラーを横方向へ転がすと腹斜筋を強く刺激することができます。
まとめ
アブローラーを使って全身を伸ばし、丸めていく動作(アブロールアウト)では、主に腹直筋(腹筋、腹部正面)や腹横筋(腹直筋の奥)、脊柱起立筋(下背部の筋肉)などが鍛えられ、脊柱の安定性を高める効果があります。
強度が高く難易度が高いエクササイズなので5~10回を目標に、慣れてきたら15回2~4セットを目安に行うと効果的です。
動作中、背中が大きく反ってしまわないように、全身に力を入れて行います。毎回少しずつ、できるかぎり腕を伸ばして体を低く下ろせるようにしていきます。
膝を伸ばすとより強度が高まり、またローラーを横方向へ転がすと腹斜筋を強く刺激することができます。