腹筋は毎日やったほうがいい?腹筋に効果的な回数と頻度

腹筋は毎日やってもいい?毎日やったらどうなる?どのくらいの頻度で行ったほうがいい?

以前は「腹筋は他の筋肉と比べて回復が速いので、毎日行ってもいい」といわれていました。

実際のところ、頻度が高いほうが効果があるのでしょうか?

この記事では、腹筋を週3回・週6回行って比較した研究の結果と、それに基づいた筋力アップのやり方、効果的な負荷・回数・頻度をご紹介します。

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腹筋は毎日やっても意味ない!?

アメリカの大学の研究で、男女の被験者を3つのグループに分け、自重で行う腹筋運動を週3回・週6回・まったく行わないという分け方で、20回×3セット(セット間の休憩は30秒)を11週間行い、比較するという実験が行われました。

結果は、週3回または6回という頻度に関係なく、トレーニングの開始時に比べて腹筋の筋力は大きく増加していなかったという、予想外の結果が得られたそうです。

腹筋の筋力をつけるには

結論として、腹筋も大胸筋や上腕二頭筋(力こぶ)など他の部位と同じ「筋肉」であり、同じ負荷・回数でトレーニングを続けていると、進歩の停滞が起こり、筋力の増加は妨げられることがわかりました。

腹筋のトレーニングでも、他の部位と同様に、筋力がついてきたら徐々にエクササイズの難易度や負荷を上げて強度を高め、間に休息日を設けて発達を促すことが、筋力・筋肉量のアップに効果的と結論づけられました。

腹筋に効果的な負荷・回数・頻度

腹筋の筋力・筋肉量の発達に、とくに負荷(ウェイト)と回数に変化をつけることが、もっとも重要とみられます。

プレートやメディシンボールを持ったウェイテッドクランチ、ケーブル(ワイヤーを引くマシン)クランチ、マシンクランチなどウェイトを使ったエクササイズを採り入れるようにします。

これらの種目を、重いウェイトで低~中程度の回数(6~15回)行うことで腹筋を刺激し、筋力をつけていくことができます。

また、軽いウェイト(または自重)で高回数(15回以上)行うトレーニングも採り入れ、変化をつけて筋肉にまた違った刺激を加えることも、全体的な発達に効果的です。

トレーニングの前半に高強度のエクササイズを行って、後半に低強度のエクササイズで追い込む、またはトレーニングごとに強度を変えて行うといった組み方が効果的です。

そして、腹筋も他の部位のトレーニングと同様、1~2日の休養日をはさんで回復を促すようにします。

(腹筋は、他の筋肉と比べて回復が速いので少し頻度を多くしても良いですが、他の部位の筋トレでも体を支えるのに働いているので、疲労が重ならないよう注意が必要です)

まとめ:腹筋を効率よく鍛えるために

腹筋も他の筋肉と同様、基本的なエクササイズで慣れてきたら徐々に負荷を上げ、間に休息日をはさんで栄養・休養をとることで、発達が促されます。

腹筋は他の筋肉と比べると回復が速いので、1~2日ごとに週3回まで行うこともできますが、他の部位の筋トレでも体を支えるのに働いているので、疲労が残る場合はもう少し頻度を減らしても構いません。

腹筋を効率よく鍛えるには、トレーニングの後半に採り入れること。

腹筋は、他の部位の筋トレでも(体幹部を安定させるため)補助的に働いているので、先に疲労してしまうと、他の部位を十分な強度で鍛えることが難しくなります。

腹筋のエクササイズは、プログラムの最後に行うようにすると、効率よく鍛えることができます。