
腹筋(腹直筋上部・下部、内・外腹斜筋、腹横筋)の筋トレ種目一覧と、レベル別メニューの組み方の例を解説します。
腹直筋(腹部正面)の上部を鍛えることで割れた腹筋、下部を鍛えることで下腹の引き締めに効果的。また腹斜筋(わき腹)や腹横筋(深部)を鍛えることもウエストを細くするのに役立ちます。
腹直筋上部(腹部正面)の筋トレメニュー
いわゆる「6パック(6つに割れた腹筋)」といわれるところ。腹直筋は、主に脊柱を屈曲させる(体幹を丸める)働きがあります。腹直筋上部は胸郭(ろっ骨)を骨盤に近づけるクランチで鍛えることができます。



腹直筋下部(下腹)の筋トレメニュー
腹直筋下部は通常のクランチと逆方向の動き、骨盤を胸郭に向けて動かすリバースクランチなどのエクササイズで鍛えることができます。



内・外腹斜筋(わき腹)の筋トレメニュー
内・外腹斜筋は体幹の回旋(体をひねる)動作・側屈(体を横に倒す)働きがあります。通常のクランチにツイスト動作を加えたり、横向きで体を起こすことで鍛えることができます。



腹横筋(腹筋深部)の筋トレメニュー
腹横筋は、息を深く吐くときに腹部を圧縮する働きがあります。プランクなどで腹部をグッと引き込んだ状態を保つことで鍛えることができます。


腹筋の筋トレメニューの組み方
腹筋をどのくらい鍛えればいいかは、メニュー全体を見て考慮する必要があります。
(腹筋は他の部位のトレーニングでも、体を支えるのに補助的に働いているため。
基本的に腹筋は、先に疲労して大きい筋肉:脚や背中、胸が十分な強度でトレーニングができなくなるのを避けるため、最後に行うようにします。
また、ケーブルクランチなど負荷をかけて行う場合は低~中回数・低頻度で、自重で負荷が軽めの場合は中~高回数・高頻度で行います)
初心者の場合はクランチか、ニートゥチェストまたはリバースクランチを15~25回×3セットが目安。
慣れてきたら腹直筋上部・下部のエクササイズを1種目ずつ。
さらに上級者の場合は、内・外腹斜筋や腹横筋のエクササイズを加えていくようにします。
最初は軽めのエクササイズから、慣れてきたら徐々に種目数や負荷を上げていくと、ウエストの引き締めや腹筋の強化に効果的です。