
バーベルショルダープレスは、三角筋(肩の筋肉)の筋力・筋肉をつける効果的な基本種目。
この記事では、バーベルショルダープレスのやり方・回数と重量・セット数、鍛えられる筋肉、効果を上げるやり方のコツを解説していきます。
バーベルショルダープレスのやり方・回数と重量・セット数
基本のスタンディングバーベルプレスでは、脚を肩幅に開いてヒザを軽く緩め、肩幅よりやや広めにバーベルを握ります。
(座って行う場合は、背もたれを床と垂直に近い角度にセットしたベンチで行うと、上体を反らせすぎず腰への負担を緩和して行うことができます)
バーベルを胸の上部、手首をわずかに反らせて手の上にのせ、肩の高さで構えます。
息を吸って体幹部に力を入れて安定させ、吐きながら頭上へバーベルを挙げていきます。
ヒジが伸び切る一歩手前まで挙げていったん静止し、息を吸いながらゆっくりと胸の上の高さへ下ろし、繰り返します。
最初はバーのみで8~10回×1~2セット(もっと軽めのダンベルからスタートしてもよいです)、慣れてきたらやや重量を上げ、6~10回×3セットを目安に行うと効果的です。
バーベルショルダープレスで鍛えられる筋肉
バーベルショルダープレスでは、上腕が体の横から頭上へ移動する(バーベルを頭上へ持ち上げる)動作で、主に三角筋(肩の筋肉)の前部(前側)・中部(横)と上腕三頭筋(上腕の裏側、二の腕)が鍛えられます。
その他、肩関節周辺では大胸筋の上部、肩の奥にある烏口腕筋が補助的に働きます。
また、背中側の肩甲骨周辺では背中・上部中央の僧帽筋とその奥の菱形筋、肩・深部の棘上筋、さらに胸の下・側部の前鋸筋が動作を補助するのに働いています。
バーベルショルダープレスで効果を上げるコツ
動作中、バランスを保つため視線は常に前方へ向けておくようにします。
(上体を後ろに倒しすぎると、腰への負担が大きくなります。またインクラインベンチプレスの動作に近くなり、大胸筋上部の働きが大きくなってきます)
類似したエクササイズとして、首の後ろから上げるビハインドネックプレス(三角筋中部に効果的)もありますが、胸の前から上げる方がより体幹がまっすぐに保たれ、重い重量が扱いやすくなります。
基本的に、親指をバーに巻き付けておいた方が滑り落ちてしまうことがなく、安全に動作を行うことができます。
応用として、バランスをとりやすくするのに(片足を前に出した)ストライドスタンスで行う方法もあります。この場合、わきを軽く締めて肘を前方に向けて行うと安定しやすく、三角筋前部や上腕三頭筋への負荷を高めることができます。
まとめ
バーベルショルダープレスは、胸の上方からバーベルを頭上に持ち上げる動作で、主に三角筋(肩の筋肉)の前部(前側)・中部(横)、上腕三頭筋(上腕の裏側、二の腕)が鍛えられます。
ショルダープレスは、立って行うことも座って行うこともできます。座って行う場合は、背もたれを床と垂直近くにセットしたベンチで行うと腰への負担を軽減し、三角筋に負荷をかけることができます。
スタートする前に息を吸って体幹部に力を入れておくと、上体を安定させて行うことができます。
最初はバーのみで8~10回×1~2セット(もっと軽めのダンベルからスタートしてもよいです)、慣れてきたら重量を上げ、6~10回×3セットを目安に行うと効果的です。
類似したエクササイズに、首の後ろから持ち上げるビハインドネックプレスもありますが、胸の前から持ち上げていった方が体幹部が安定し、より重い重量が扱いやすくなります。