
「ダイエットには糖質やスイーツを控えればいいのだろうけど、やめられない…」
甘いものがやめられないのは何故?この記事では、
糖質やスイーツが食べたくなるのは何故?
糖質や脂質は、体や脳が疲労したときのエネルギー源になります。
そのため疲れたときやストレスが溜まった時は、甘いものやスイーツ、またはラーメンなどこってりしたものが欲しくなるのは、じつはごく自然なこと。
甘いものを食べると快楽を感じるホルモンも分泌されるので、(一時的に)幸福になった感じがして、つい手が出るようになってしまいます。
また、脂質を多く含むものを摂ると、脳内が興奮する物質が出るので、(やはり一時的にですが)ストレスが和らぐ効果も得られることになります。
「チーティング」には注意が必要
注意しなければならないのは、甘いものや脂質の多いものは、(最初は一口で満足感が得られるのですが)慣れてくると「もっと、もっと」と脳が要求するようになってくること。
このため、ダイエット中やその後の「チーティング」にも注意が必要。
(チーティング=「ごまかし」という意味。もともとは筋トレのテクニックのひとつで、セットの最後のほうでウェイトが挙がらなくなったとき、わずかに反動を使ってウェイトを挙げてさらにセットを続ける、非常に強度の高いトレーニング法。
ボディビルダー時代のアーノルド・シュワルツェネッガーらが用いていましたが、最近ではダイエットで「食事制限を緩める」という意味で使われることが多くなりました)
チーティングも、上手に活用すると食事制限を緩めることで代謝(エネルギーを消費する割合)を維持できることが期待できますが、コントロールが効かなくなることも多いので、全体的なバランスを考えて行うことが勧められます。
甘いものがやめられないときの対処法
食事では、脂質が少なめの肉や魚、卵、大豆製品など、体の組織をつくるたんぱく質が多く含まれるものを優先すると空腹が抑えられ、満足感が得られやすくなります。
たんぱく質食品を多く摂れない場合は、プロテイン(たんぱく質の栄養補助食品)も有効です。
また主食には未精製のもの、玄米や雑穀米、全粒粉やライ麦のパン、そばなどを選ぶと消化・吸収がゆっくりと進み、腹持ちが良くなってダイエットの効果も期待できます。
(オートミールだと1食分の糖質が20g程度に抑えることができます)
間食が欲しいときは、ナッツ類やチーズ、高カカオ(70%以上)のチョコレートなどがおすすめ。
噛み応えがあるものも満腹感が得やすく、咀嚼(かむ力)を維持して、体力(筋力)を維持することも期待できます。