
「糖質制限と脂質制限、ダイエットにはどっちがいいの?」
この記事では、一般的な糖質制限とケトジェニックダイエットのやり方、主な食材や期待される効果などを解説します。
ケトジェニックダイエット法とは
一般的な糖質制限ダイエットは、高たんぱく・低脂質、体重コントロールは糖質の増減により行うことになります。
⦅トレーニングの有無にもよりますが、1日に体重1kgあたり、たんぱく質が1~2g、脂質が1g、炭水化物(糖質)が1~2gが目安になります。
たんぱく質:脂質:炭水化物の比率がおよそ40:20:40(%)となります⦆
一方、ケトジェニックダイエットと呼ばれる脂質をたくさん摂りながら引き締まった体を目指すという食事法では、脂質を全体の60~80%摂って主なエネルギー源とします。
⦅鮭やマス、アボガド、ココナッツオイル、牛肉の脂身などから脂質を摂取。
たんぱく質は全体の20%、炭水化物は極力カット(5%程度に)するようにします⦆
ケトジェニックダイエットでは最初の1~2週間程度、エネルギー源を炭水化物から脂質に切り替える段階でだるさにおそわれることが多いといわれています。
(この状態を「ケトフル」といいます)
ケトフルを脱して、脂質をエネルギーとして使う状態に体が適応すると(この状態を「ケトーシス」といいます)、ケトジェニックダイエットの効果が得られるようになります。
ケトジェニックダイエットでおすすめの食材

ケトジェニックダイエットの食事プランの例としては、朝・昼・夜・間食に脂質とたんぱく質、夜食が必要な時はたんぱく質が主体に、といった具合になります。
(炭水化物を摂っていると、そちらがエネルギー源として使われるので、カットして脂質がエネルギー源として使われるようにします)
ケトジェニックダイエットで勧められる食品は、
*たんぱく質源の食品
卵、ギリシャヨーグルト、チーズ、鶏胸肉・挽肉、牛肉、豚ヒレ肉、ハム、ローストビーフ・ポーク、ベーコン、鮭、エビなど
*果物・野菜
アボガド、ブロッコリー、玉ねぎ、ほうれん草、キャベツ、ズッキーニ、トマト、マッシュルームなど
*その他
ココナッツオイル、アーモンドなどナッツ類、ピーナッツバター、ココア、ホエイプロテインなど
脂質制限と糖質制限、ダイエットにはどっちが効果的?
脂質と糖質、どちらを控えればダイエットを継続しやすいかは、個々の生活習慣にもよると思われます。
(糖質が主体の日本人には、糖質を完全にカットする食事法は難しいという声が多いです。
私個人は、ナッツ類などが多くなると体脂肪率が多く出ます。一方、和菓子などはそうでもないので、間食に利用することが多いです)
毎日、決まった時間に体重・体脂肪率を測定して、体の反応を見ながら自分にあったやり方をとることが勧められます。
