
ダイエットの用語で出てくるチートデイとは?
チートデイの意味・やり方や間隔・どのような効果が期待できるのかを解説していきます。
チートデイの意味
チートとは「ごまかし」という意味。
もともとは筋トレのテクニックのひとつで、セットの後半で力尽きてもうウェイトが動かせなくなったとき、わずかに反動をつけてさらに1~2回繰り返す高強度のトレーニング法のことをいいました。
(ボディビルダー時代のアーノルド・シュワルツェネッガーが、チーティングを使って90kgのバーベルカール⦅上腕二頭筋:力こぶの筋肉の種目⦆を行っていたことが有名です)
ここ数年はダイエットの期間中に、食事制限を緩める日のことを「チートデイを設ける」といった言い方をされることが多くなりました。
チートデイのやり方と期待される効果

「チートデイの食事」とは、簡単にいうとダイエット中に控えていたカロリーの多い食品などを摂る機会を設けること。
チートデイの食事の目的は、ひとつは減量ダイエット中に息抜きを入れること。
もうひとつは代謝(体がエネルギーを消費する割合)を上げて、脂肪燃焼の効果を促すこと。
摂取カロリーを制限している期間が長く続くと、体はエネルギーを溜め込むようになる(代謝が落ちてくる)ので、いったん摂取カロリーを増やして再び代謝が活発になるように体に働きかけます。
海外のボディビルダー例だと、食事制限中のトレーニングで筋力の低下や疲労が感じられたとき、控えていた食品(ハンバーガーやドーナツ、ケーキなど)を食べる日を1日設けたところ、再び活力が感じられるようになったという話がよく聞かれます。
(その後にダイエットを再開したところ、むくみもなくなり、張りのある体が出来上がったという話です)
チートデイに適切な頻度
チートデイをどのくらいの頻度で行えば良いかには、個人差があります。
まず1~2週間程度ダイエットを続けたあと、週1回のペースでチートデイを設けて、心身の反応を見ることが勧められます。
エネルギーの低下を感じたときはもう少し頻度を増やしてもいいですし、とくに抵抗が感じられなければ、そのままダイエットを継続してもよいです。
まとめ
食事制限を長く続けると、筋肉組織がエネルギー源として分解・消費され、結果として脂肪燃焼が妨げられる心配があります。
適切にチートデイを設けることは精神的なストレスの解消のほか、筋肉量を維持してダイエットを成功させるのにも有効です。
どのくらいのペースでダイエットを行えばいいかは、同じ人でも1日の活動量によって変わってくるので、定期的に体重や体脂肪を計りながら実行することが勧められます。
▼監修トレーナーのパーソナルトレーニングのご案内
