
筋トレが続かない⁉アメリカでは1月にジムに入会したものの、2月で辞めてしまう人の割合が80%というデータがあります。
この記事では、健康・体力づくりのための筋トレを続けるコツを5つ厳選して解説します。
筋トレを続けるためのコツ5選!
「一番大切なことは、継続することだ」━ロニー・コールマン(98~05年ミスターオリンピア=プロボディビル世界チャンピオン)の言葉
明確な実行計画を立てている人は、漠然としたイメージしか持っていない人よりも、継続率が10倍も高いといわれています。
行動を変えるための手法は数多くありますが、今回は
①トレーニング記録をつける(セルフモニタリング)
②トレーニングの計画を立てる(目標設定)
③運動しやすい環境を整える(刺激統制・オペラント強化)
④運動することのメリットを考える(意思決定のバランス分析)
⑤中断するときの予防法を立てておく(逆戻り予防)
の5つを選んで解説していきます。
トレーニング記録をつける
セルフ・モニタリングという手法です。
自分自身の行動を記録することによって、具体的で客観的な気付きをもたらす方法になります。
筋トレではその日行った種目・重量・セット数などを記録しておくと、次回のプログラムの作成や、中・長期的な進歩の度合いなどを見ることができます。
(パーソナルトレーニングではトレーナーである私が記録をとって、次回以降のプログラムの作成にあたって、ご指導いたします)
トレーニングの記録以外にも、朝一の体重・体脂肪なども記録しておくと、体重コントロール(自分にとってどんな食べ物、ダイエット法が効果があるかなど)に役立てることができます。
トレーニングの計画を立てる
これからトレーニングをどのように行うかを決め、目標を設定する手法になります。
いつ・どこで・誰と・何をするのかなどを検討し、具体的なプログラム内容として定めます。
運動しやすい環境を整える
刺激統制や、オペラント強化と呼ばれる手法です。
刺激統制はトレーニングをしようとする刺激を増やすこと。
トレーニング記録を見たり、ウェアなどを用意しておく、パーソナルトレーニング(個別指導)の予約を入れておくなど。
オペラント強化は目標を達成した後の自分へのご褒美。
目標を達成したら欲しいものを買ったり、好きなものを食べたりするようにします(トレーニング直後であれば、体脂肪として蓄積されづらくなります)。
運動することのメリットを考える
運動すること・しないことのメリットとデメリット(利益と不利益)のバランスを分析しておきます。
筋トレを始めると、最初は筋肉痛が起こるかもしれませんが、継続すると筋力・体力がつき、見た目の体型も変わり、若返ってきます。
予防法を立てておく
スケジュールの都合でトレーニングやダイエットを中断せざる得ないとき、トレーニング前の状態に戻らないよう事前に策を立てておきます。
会食の予定があれば数日前にダイエットをしておく、トレーニングを再開したときのことをイメージする、トレーナーに予約を入れプログラムの作成を依頼しておくなどが挙げられます。
まとめ
この他にも、肯定的なセルフトークを行う、簡単な行動から始めて少しずつ目標に近づけていく、うまくできている人を観察し学習する、望まない結果につながる習慣を望む結果につながる習慣に置き換えるなどの手法があります。
筋トレやダイエットはある程度の期間が必要で、手軽に成果が得られるといったものではありませんが、正しく続けられた人は日常が変わり、精神的にも良い変化が起こっています。
始めるのに、遅すぎるということはありません。