【初心者・女性の方向け】スクワットの正しいやり方、5つの疑問に回答

下半身の筋力アップのほか、ヒップアップや脚の引き締め、代謝アップにも効果があるスクワット。

ここではスクワットを正しく効果的に行うための5つの疑問にお答えします。

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スクワットに準備運動はいる?

スクワットのようなエクササイズはとくに、早く重いバーベルを挙げたいと準備運動もそこそこにトレーニングを始めてしまう光景がよく見られます。

ですが、体が十分に温まっていない状態で重いウェイトを挙げるのは、フォームも崩れやすく腰や膝などに過度に負担をかける原因にもなります。

適切に行われていなければケガの危険も大きくなり、トレーニングを中断することにもなりかねません。

(初めてスクワットに取り組む場合は、まず自重から始めて正しいフォームを身につけ⦅椅子やベンチの背もたれに手をつくと行いやすくなります⦆、動作が楽になってきたら軽めのダンベルなどを用いて少しずつ筋力をつけていくようにします。

初心者や女性の方は、体の前にダンベルを構えるゴブレットスクワットなどからスタートすると、腰に過度な負担をかけず、上体を起こして下半身の筋肉に負荷をかけるフォームが身についてきます。

そうして筋力がついてきたら、バーベルを肩の後ろに担ぐバックスクワットに移行すると、無理なくレベルアップしていくことができます)

筋力がついた後でも、トレーニングの開始時はバーかごく軽めの重量からスタートし、セットごとに徐々に重量を上げていくと、心身ともに高重量を扱う準備を整えることができます。

足の幅はどのくらい?

一般的に、もっとも安定して筋力を発揮できるのは肩幅かそれよりやや広いスタンスになります。

脚の幅を狭くしたナロウスタンスだと、大腿四頭筋(太ももの表)の外側の広がりが強化されます。

足を肩幅よりさらに広くしたワイドスタンスで行うと、内転筋(太ももの内側)など股関節の周辺や殿筋(ヒップ)、ハムストリングス(太ももの裏側)の関与も大きくなってきます。

当初は肩幅前後からスタートし、ある程度筋力がついてきたら様ざまな足のポジションを取り入れていくと、下半身の全体的な筋力のアップやバランスをよりよくしていくのに役立ちます。

重量は重いほうがいい?

パワーリフティングのような重量を競う競技の場合は別として、体のラインをつくるボディメイクが目的の場合は、どのエクササイズでも(ターゲットとする筋肉に負荷をかける)正しいフォームで行うことが重要になってきます。

(限界に近い重いウエイトを扱うと、体を支えるための補助筋群への負荷も大きくなり、全体的なサイズや筋力のアップにより効果的になります。

とくにウェイトを下ろす段階で重力に逆らうようにして、ややゆっくりめのスピードでしゃがんでいくと、筋肉の働きを感じやすくなります)

メインのセットで正しい動作で適切な回数を行えたとしたら、次のセットで重量を増やすようにします。

逆にウェイトが重すぎると感じたら、次のセットではいくらか減らして行うようにします。

何回、行えばいい?

一般的に、筋力・筋肉量のアップに適切な回数は8~12回の範囲。ただし、脚の筋肉は普段から体を支え持久的にも優れているので、10~15回(あるいはそれより多く)の範囲まで増やすのも効果的です。

扱えるウェイトはやや軽くなりますが、多めの回数で行うことで筋肉をパンプアップさせ(血液など体液が集中し、筋肉が膨らんだ状態)、腰や膝関節などにかかる負担を軽減させることができます。

動作中、何を意識すればいい?

背中を自然な状態で軽く反らせ、できるだけ体を低く沈めるようにします。

(太ももが床と平行か、やや低くなるところまで。ただし、腰などに負担を感じる場合は、無理のない範囲で繰り返すようにします)

ときおり重いウェイトに挑戦するのは良いですが、基本は可動域全体で動作を行うことが筋力トレーニングの基本原則になります。

まとめ

どのエクササイズでもそうですが、スクワットも適切な重量を使い、正しいフォームで、可動域全体で動作を行うようにします。

(そうして、指定の回数が楽に行えるようになってきたら、次回のトレーニングで少しずつ重量を増やし、これを繰り返します)

そうすれば下半身全体の輪郭も良くなり、代謝も上がって全身のシェイプアップの効果も出てきます。

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