
「果物も炭水化物(糖質)だから、ダイエット中は控えたほうがいい?」
この記事では、筋トレ後に炭水化物を摂取する効果と、果物に含まれるさまざまな効果を解説していきます。

筋トレ後の炭水化物摂取の必要性
ハードな筋トレを終えたら、タンパク質とともに質の高い炭水化物(糖質)を摂取することが勧められます。
トレーニング後の炭水化物の摂取には、運動で引き起こされた筋肉の分解を抑える働きがあります。
また、トレーニングによって使われた筋肉中のグリコーゲン(分解され、貯蔵された糖。筋トレの主なエネルギー源となります)を素早く補充する役割も果たします。
そのためタンパク質(プロテイン)だけでなく、炭水化物も補給して消耗した筋肉内のエネルギーレベルを回復し、筋肉の成長・発達を促し、次の活動(トレーニング)に備えることができます。
スポーツドリンクとの効果の違いは?
スポーツドリンクはとくに吸収が速く、持久性競技のアスリート(マラソン選手など)には効果的です。
ただし筋トレを行っている場合には、トレーニング後の果物による炭水化物摂取には、スポーツドリンクにも勝るさまざまな利点があります。
果物には、炭水化物の供給源となるだけでなく食物繊維やビタミン・ミネラルなど、さまざまな微量の栄養素や、体を回復させる抗酸化物質が含まれるものもあります。
また、スポーツドリンクなどに含まれる加工された糖ではなく、天然の形態の糖を摂取できるという利点もあります。
筋トレ後の果物のレシピ
果物はそのままの形で摂ることが勧められますが、筋トレの後はプロテインシェイクと一緒に摂るようにしても良いです。
(ミキサーがあれば、一緒にシェイクすることができます)
また、タンパク質が豊富に含まれるギリシャヨーグルトに加えて摂るのもお勧めの方法です。
代表的な果物5選と含まれる栄養素
・いちごには、アントシアニン(抗酸化作用を持つ色素)が含まれ、貯蔵脂肪の燃焼を促す効果も期待できます。
・バナナには、ペクチンが豊富に含まれ消化を助ける効果が得られます。さらにカリウムやビタミンB ₆も含まれ、起床後のエネルギー補給にも役立ちます。
・オレンジは、ビタミンCの1日の推奨量を摂ることができます。また食物繊維、ビタミンA、カルシウムも摂取できます。
・パイナップルは、ビタミンC、マンガンを豊富に含みます。骨密度を高めて、骨の健康を守る作用が期待できます。
・キウイも、ビタミンCの1日の推奨量を摂ることができます。食物繊維、ビタミンA、カルシウムも含まれています。
果物は、旬のものを含めていろいろ食べると、さまざまな栄養素を摂るのにも役立ちます。
