
上腕二頭筋(力こぶ)の筋トレメニュー・ハンマーカールのやり方と効果を上げるコツを解説!
ハンマーカールで鍛えられる筋肉
ハンマーカールは、ニュートラルグリップ(手のひらを向き合わせて、親指が上に向いた状態)で肘を曲げてカール動作を行う種目になります。
通常の回外グリップ(手のひらを上に向けた状態)に比べると、上腕筋(上腕二頭筋:力こぶの筋肉の深部)と腕橈骨筋(前腕の外側)の働きが大きくなります。
また上腕二頭筋全体の関与は減りますが、長頭(二頭筋の外側、力こぶの頂点をつくる部分)への刺激が大きくなります。
ハンマーカールのやり方
上体を起こした姿勢で腕を伸ばし、ダンベルを両手にニュートラルグリップで持ちます。
息を吸って体幹部に力を入れて安定させ、吐きながら上腕二頭筋を引き締め、肘を曲げていきます。動作中は肘は動かさないようにします。
曲げきったところでいったん静止して、前腕と上腕を引き締めるように力を入れ、息を吸ってゆっくりと下ろし、繰り返します。
8~12回を目安に、2~4セット程度行うと効果的です。
ハンマーカールで効果を上げる動作のコツ
動作全体をとおして肘(上腕)が体側に沿うよう、固定して行います。(スタート時、肘が前に出ると動作が楽になって上腕への負荷が減少します)
また上体を前後に揺らさないよう、コントロールしたフォームで行える重量を選んで行うようにします。
ハンマーカールの場合は、手首(前腕)は回さないようにします。回外する(親指を外側へ回す)と、負荷が部分的に腕橈骨筋から上腕二頭筋に移るようになります。
また回内する(手のひらが下を向くように回す)と、前腕部の腕橈骨筋と円回内筋(腕橈骨筋の深部)の働きがより大きくなります。
ダンベルだと両腕同時、あるいは片腕ずつ交互に行うことができます。両腕で疲労して体が後ろに傾きやすいときは、片腕ずつ行うようにします。
まとめ
ハンマーカールは、ニュートラルグリップ(手のひらを向き合わせ、親指を上に向けた状態)で行うことで、主に上腕筋(上腕の深部)と腕橈骨筋(前腕の外側)が鍛えられます。また、上腕二頭筋の長頭(外側、力こぶの頂点をつくる部分)が刺激されます。
親指を上に向けた状態で肘を固定し、動作中に体を揺らさないよう肘を曲げていきます。
8~12回を目安に、2~4セット程度行うと効果的です。
親指を上に向けて肘を曲げてくると主に腕橈骨筋・上腕筋・上腕二頭筋の長頭が、回外する(親指が外側にくるよう前腕を回す)と上腕二頭筋が、回内する(手のひらを下側へ向ける)と腕橈骨筋と円回内筋(腕橈骨筋の深部)を鍛えることができます。