
「ダイエット中でも、カロリーが同じであれば何を食べても良い?」
「1食分はどのように計ればいい?」
この記事では、カロリーやそこに含まれる栄養素の考え方、必要な1食分の量を知る簡単なやり方を解説していきます。
そもそもカロリーって何?
基本的に、体重のコントロールは体格と1日の活動量、食事によるカロリーの収支によって決まります。
ただしカロリーは同じであっても、食品や調理法により、その中身は異なってきます。
まず、カロリーとはエネルギーの単位。
そしてエネルギーを生み出すのは、3大栄養素といわれるたんぱく質、炭水化物(糖質)、脂質であり、摂取したこれらの栄養素が体内で分解され、エネルギーが生み出されます。
カロリーの中身に違いがある?
脂質は(健康的な脂質でも、トランス脂肪酸でも、脂質の種類に関わらず)1gにつき9kcalが生成されます。
たんぱく質と炭水化物のエネルギー量は、どちらも1gにつき4kcalとなります。
さらに3大栄養素以外にも、食物にはビタミンやミネラル、食物繊維など微量栄養素が含まれています。
基本的には、これらの栄養素を(できれば加工されていない)食品から摂り、不足する分はサプリメント(栄養補助食品)で補うという形になります。
こうした点から、カロリーだけを考えるのではなく、食品を適切に選択することが大切になります。
手を使った3大栄養素、野菜・果物の計り方
凝ったやり方だと、1食分に必要な食材の重量をデジタル計りで測るという方法もありますが、シンプルに手を使って計るとういうやり方もあります。
(どちらも、ほぼ同じ量になったという報告もあります)
手で計った場合の、ダイエット時の1食分の目安は、
・たんぱく質 手のひらサイズ1つ分(筋肉量アップの場合は、2つ分)
・炭水化物 両手をおわん状にして1杯分(筋肉量アップの場合は、2杯分)
・脂質 親指サイズ1本分(筋肉量アップの場合は、2本分)
・野菜、果物 握りこぶし1つ分(筋肉量アップの場合 2つ分)
これを1日に3~4食となります。
1食ずつ均等に取れれば理想的ではありますが、実際にはかなり困難な場合が多いです。
例えば昼食で糖質や脂質が多くなったときは、その他の食事で控えめにするなど調節してトータルで考えるようにすると、ダイエットやボディメイクを進めていくうえで効果的な対処法になります。