
ケトジェニックダイエットは、炭水化物の1日の総摂取カロリーを10%以下に抑え、脂質を多く摂ってエネルギー源とするダイエット法になります。
この記事では筋肉量を維持し、健康的な脂質を摂るのに役立つ食品10選を解説していきます。

1.牛肉
牛肉など赤身の肉は炭水化物(糖質)が少なめで、ビタミンB やセレン・カリウム・亜鉛などのミネラルが豊富。
また、脂肪燃焼を促す必須アミノ酸であるカルニチンも多く含まれています。
飽和脂肪酸(常温で固まる脂肪)が気になる場合は、ヒレやモモがお勧めです。
2.卵
卵1個の炭水化物は1g未満で、タンパク質は約6g含まれています。
黄身はとくに栄養豊富で、ビタミンDと抗酸化物質も豊富に含まれています。
3.チーズ
チーズも低糖質で、タンパク質が摂れる食品です。
ただし飽和脂肪酸が多いので、少しずつ摂るか比較的脂質が少なめのカッテージチーズがお勧めです。
4.アボガド
アボガドは果物の中でも不飽和脂肪酸(常温で固まらない脂肪)が多く含まれ、ほかの栄養素の吸収を助ける働きがあります。
5.魚
鮭やサバなど脂質の多い魚には、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。
オメガ3脂肪酸には、血中の脂質のレベルを低下させる(体脂肪を減らす)働きがあります。
また、関節の痛みやこわばりを和らげる、うつ症状を抑えるといった効果も期待できるとされています。
6.ココナッツオイル
ココナッツオイルに含まれるのは中鎖脂肪酸で、肝臓で吸収されてケトン体に変換されます。
ケトン体は糖に変わって脳のエネルギー源として使われる物質で、ケトジェニックダイエットではとくに有効です。
7.ナッツ
ナッツ類は、糖質が少なく脂質が多いので、小腹が空いたときなどに手軽に摂れるエネルギー源になります。
血糖値の急激な上昇・下降を抑え、適量であれば体脂肪の蓄積を抑えながらエネルギーを得ることができます。
8.ハム・ソーセージ類
市販のハムやソーセージ、ビーフジャーキーなどの加工肉も糖質が少なく、手軽にタンパク質が摂れる食品になります。
(ただし飽和脂肪酸が多いので、これだけにならないよう注意が必要です)
9.アーモンドミルク
ケトジェニックダイエットを実践する人は、乳製品の糖分を避けるためアーモンドミルクで代用する場合が多いです。
トレーニング後のプロテインシェイクに利用することもできます。
10.プロテインバー
プロテインバーの中でも、糖質は控えめで中鎖脂肪酸を加えたものも出ています。
プロテインシェイクの代りに、食べ応えがあるものが欲しいときに利用することができます。
まとめ:ダイエットを成功に導くために
ケトジェニックダイエットは、炭水化物の1日の総摂取カロリーを10%以下に抑え、脂質を多く摂ってエネルギー源とするダイエット法になります。
ケトジェニックダイエットは、短期間に区切って行うのであれば体脂肪を落とす効果が期待されますが、長期的な影響についてはまだ未知数のところがあります。
上記の食品群は、糖質をある程度制限しているダイエット法でも、適量であれば体脂肪減少に役立つことが見込めます。

