
「なぜ、そこまで鍛えるの?」筋トレやダイエットは一時的なイベントではありません。中・長期的に見た体づくりの運動の効果について解説します。
体型改善・ダイエット
「成功の80%は、目に見える形でわかる」━ウディ・アレン(映画監督)の言葉
筋トレならではの効果として挙げられるのが、メリハリのついた引き締まった体がつくれることです。
筋肉は体のラインを形づくるので、背中や肩、ウエスト周り、ヒップや太ももを鍛えることで男性なら逆三角形のたくましい上半身、女性ならヒップアップやウエストのくびれなどをつくることができます。
また、筋肉がついてくると安静時の代謝も高い(エネルギーを消費する割合が増えるので、就寝中などにも余分な脂肪を燃やす)体になるので太りづらくなり、ダイエット後もリバウンドを抑える効果が期待できます。
老化防止
「私はトレーニングは嫌いだったが、辞めようとは思わなかった。残りの人生を、チャンピオンとして生きるためだ」━モハメド・アリ(元プロボクサー)の言葉
筋肉は成人(成長期)以降、何もしなければ1年で約1%ずつ減少していくといわれています。
(20歳以降、30代で約10%・40代で約20%・50~60代で30%以上も減少することになります)
マシンやバーベル・ダンベルなどで筋肉に負荷をかけて鍛えることで、筋肉量の減少を抑え、老化を抑える(もしくは若返る)効果が期待できます。
ボディビルでは以前から、「(継続してトレーニングすることで)年齢を重ねるほど、若々しくなる」という言葉もあります。
近年の研究でも、高齢者の方も正しく筋力トレーニングを行えば、かなりの長期間にわたって筋肉量を維持(または増やす)ことができることが知られています。
(40~60代以降からジムでトレーニングを始めて、「ウエストが細くなった」「肩こり・腰痛が軽くなった」「階段を上るのが楽になった」という方も多くいらっしゃいます)
日常動作の向上・健康の維持
「前へ進む道はいろいろある。しかし、同じところにとどまっていては道は一つしかない」━フランクリン・ルーズベルト(元アメリカ大統領)の言葉
全身の筋肉をバランス良く鍛えることで体型・姿勢が良くなるほか、筋力も養われるので重いものを持ったり、日常でも体を動かしやすくなってきます。
筋トレと併用してストレッチで柔軟性を養ったり、歩く機会を増やして持久力をつける・余分なエネルギーを燃やすなどするとさらに効果的。
中程度の強度の運動を継続することで、心臓の機能を高める・密度の高い骨をつくる・免疫力を高める・コレステロール値を改善するなど、さまざまな健康効果が期待できます。
精神面での高揚・睡眠の質の向上など
「嫌なことは忘れて、トレーニングに没頭しよう」シメオン・パンダ(YouTubeで人気のボディビルダー)の言葉
規則的な動作で行う筋トレや、ウォーキング・ジョギング・自転車などの有酸素運動は、精神的な機能を向上させることが知られています。
また、ヨガやストレッチなどの運動は筋疲労の回復が見込めるほか、深い呼吸を続けることによって神経系のリラクゼーション効果も得ることができます。
定期的に運動を行うことで生活にリズムが生まれ、ストレスの解消や睡眠の質の向上なども期待できます。
まとめ
トレーニングやダイエットは、不適切に行えば問題を招く原因になります。
ですが、正しく行えば頼りになる保険となり、問題から抜け出すための手段にもなります。
筋トレやダイエットは軽いところから始め、体力に応じて質・量を増やしていけば、生活の質を高めるのに大いに役立ちます。