ダイエットに効果的なのは食事制限?運動?

「数年間、体重の増減を繰り返してダイエットに成功。なのに以前、着ていた服がきついのはなぜ?」

「体重を減らしても、体形は戻らない?」

この記事では、体形を良くしながら余分な体脂肪を落とすためのメニューの考え方を解説していきます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ダイエットで陥りやすい罠

ダイエットの成否を、単に体重計の数字だけで判断していると、成果を見誤ることがよくあります。

体重の数値だけ見ても、そのうち体脂肪・筋肉量がどれだけを占めているかがわかりません。

(肥満度を測定するボディマス・インデックスでは、<体重(kg)÷身長(m)²>で算定し25以上を肥満、身長(m²)×22を適正体重としています。

ただしボディマス指数では、体脂肪が多い場合でも「正常」の体重と判定される場合があります)

じつは、この体脂肪と筋肉の適正なバランスをとることこそ体のラインをつくる決め手であり、さらに健康増進のために目指すべきものなのです。

食事制限のみだと太りやすい体に

食事制限のみによるダイエットでよく見られるのは、体重が落ちているとき体脂肪だけでなく筋肉量も大幅に減少してしまうこと。

そうして後にリバウンドしたときに、体脂肪だけが増えてしまうケースです。

筋肉量が多いほうがエネルギーがより多く燃焼されるので、筋肉量の減少は基礎代謝の低下につながり、このため体重を維持するのがより難しくなってきます。

筋肉は代謝を高く保つためのエンジンのようなものなので、筋肉を失うようなダイエットを続けていると、飢餓状態になった時に体がとる反応(体脂肪を蓄えようとする働き)が高まってきます。

(こうして数年で、身体組成に占める体脂肪の割合が高くなっていきます)

体形を良くして体脂肪を落とすには

筋肉量を減らすことなく、体脂肪を落としていくダイエット法として、まず筋肉量を維持する(または増やす)運動を採り入れていくことが勧められます。

中高年以降の方は、ストレッチングも筋委縮(筋肉が衰えて、小さくなること)を抑制する効果が期待できます。

そうして体を動かすことに慣れてきたら、軽めのマシンやダンベルで行う筋トレの種目も採り入れ、徐々に種目数や負荷を増やしていきます。

筋肉は基礎代謝を上げるとともに、体のラインをつくるので、各部位をバランス良く鍛えると体形も良くなっていき、ウエスト引き締めなどの効果も期待できます。

筋肉を成長させるには回復期間が必要になるので、初心者の方は全身を鍛える筋トレを隔日で週2回前後、余裕があればオフの日に軽くウォーキングなどを行うと、体を引き締めるのにより効果的です。

まとめ

・ダイエットは、体重の数値のみに注目すると成果を見誤ることがある

・食事制限によるダイエットでは筋肉量も減少して、後に体脂肪だけが増え「太りやすい体質」になることも

・健康的に体を引き締めるのには、筋肉量を維持し余分な体脂肪を減らすこと

・筋トレが初めての場合は、隔日で週2回前後、全身を鍛える筋トレメニューがお勧め

可能であれば、体重だけでなく体脂肪率も合わせて測定しておくことがお勧め。定期的に行うようにするとダイエットとともに体形の維持・改善に役立ちます。

国産高品質、プロテインブランド【ULTORA(ウルトラ)】