
「筋トレのマシンとフリーウェイト(バーバルやダンベル)の効果の違いは?」
「選ぶならどちらがいい?」
この記事では、マシンとフリーウェイトのそれぞれの長所や短所、また選択するならどちらが有効かなどを解説していきます。
マシンの長所と短所
*マシンの長所
・初心者には、フォームが習得しやすい(体が支持され、軌道が一定のため)
・ウェイトが落下する危険がなく、プログラムの後半の追い込みや、ケガ後のリハビリにも効果的
・特定の筋肉に焦点を当てて、鍛えやすい
*マシンの短所
・マシンの支持があるため、体を支えるための補助筋群があまり働かない
・全身のコーディネーション(協調性)に欠ける
・エクササイズのバリエーション(変化)が少ない
フリーウェイトの長所と短所
*フリーウェイト(バーベルやダンベル)の長所
・対象となる主働筋のほか、体を支える補助筋群もより多く働く
・効率的に筋力・筋肉量のアップが行える
・バリエーションが豊富
*フリーウェイトの短所
・初心者には、フォームの習得がやや困難
・限界以上に行おうとすると、ウェイトが落下する危険がある
マシンとフリーウェイト、選ぶならどっち?
初心者や一人でトレーニングを行っている場合は、安全性の高いマシンのほうがお勧め。
そうして各部位の筋肉の鍛え方を把握したら、ごく軽めのダンベルやバーベルに移行し、徐々に重量を上げていくようにすると、筋力・筋肉量のアップ、ボディメイクなどにより効果的です。
(初心者でも、熟練のトレーナーにパーソナルトレーニングを依頼すると、フリーウェイトで安全かつ効率よくボディメイクを行える確率が高くなります)
中~上級者になると各部位を鍛える種目が増え、エネルギーのある序盤にフリーウェイトで筋力・筋肉量のアップを図り、後半にマシンで細部を追い込むというやり方が一般的です。
あるいはマシンで対象の部位を意図的に疲労させてから、中程度のフリーウェイトでさらに追い込むといった上級者向けのやり方もあります。
経験やトレーニングの条件によって、双方のいいところを取り入れて利用すると、効率よくバランスのとれた体をつくることができます。
まとめ
・マシンは軌道が安定しているので初心者でも扱いやすいが、使われる筋肉は少なくなる
・フリーウェイトは支えがないので一度により多くの筋肉が働き、筋力・筋肉量のアップ、ボディメイクにより効果的。ただし、フォームの習得が困難になる
・経験やトレーニングの条件によって双方のいいところを取り入れると、バランスのとれた体づくりが行える
筋トレは、ただエクササイズを暗記するというより、体力の伸びにあわせてプログラムを進化させることによって、体も成長していきます。