
健康的な体づくりには、さまざまな食品からバランス良く栄養を摂るのがベスト。
それを踏まえて、タンパク質を含むベストな食品を選ぶとしたら?
この記事では、体脂肪減少・筋肉をつけるのに役立つタンパク質食品(肉類)について解説していきます。
体脂肪減少にベストなタンパク質食品

日本で入手しやすい脂質が少なく、低カロリーでタンパク質を豊富に含む肉類は、若鶏の胸肉になります。(アメリカだとターキー<七面鳥>の胸肉など)
市販のサラダチキン1袋(100g)だと、エネルギーがおよそ100kcalでタンパク質がおよそ20g、脂質がおよそ1g、糖質も2g弱といったところ。
一般的なタンパク質の1日の摂取量は、体重1kgあたり1~1.6g(筋肉づくりのトレーニングを行っている場合は、さらに多く)。
肉や魚だと、だいたい手のひらに乗るくらいのサイズの量が1食分のタンパク質の目安となります。
(鶏肉の場合、皮には多く脂質が含まれているので、体脂肪減少が目的の場合は取り除くと良いです)
筋肉をつけるベストなタンパク質食品
体脂肪減が目的の場合は、高タンパク・低脂質が基本となりますが、筋肉量を増やすことが目的の場合は、エネルギー量が高く脂質もある程度、摂るほうが効果的になります。
脂質を摂ることで筋グリコーゲン(体内に貯蔵された炭水化物)の消費を抑え、異化作用(筋肉の分解)を防ぐのにも役立ちます。
牛肉など、色の赤い肉には飽和脂肪酸が含まれていて、摂りすぎには注意が必要ですが、トレーニングをしている人にはテストステロン(筋肉をつくるホルモン)の生成する材料になるという役割もあります。
その他にも、牛肉には鉄やビタミンB₁₂、クレアチンやカルニチンなど体づくりに役立つ栄養素が豊富に含まれています。
まとめ:体づくりのための肉類を摂るタイミング
・体脂肪減少が目的の場合、肉類は高タンパクで低脂質な鶏胸肉などがおすすめ(ただし、皮は脂肪が多いので除いたほうが良い)
・筋肉量のアップが目的の場合は、牛肉など脂質も含まれているもののほうがエネルギーの補給にも効率的(ただし、コレステロール値などが気になる場合は、摂りすぎに注意)
体づくりのトレーニングを行っている場合は、トレーニングの直後は脂質の少ない鶏肉、その他の時間帯は魚介・卵・乳製品・大豆製品、牛肉も体づくりに役立つ栄養素を豊富に含んでいるので、週に何度かとると良いです。
