
「ダイエットには、朝食を抜いたほうがいい?」
「体脂肪を減らすには、朝食にどんなものを食べるといいの?」
この記事では、健康的に体脂肪を減らすための朝食メニューの例を解説します。
朝食抜きダイエットの利点と難点
断続的(間欠的)ダイエットは、1日の中で食事を摂る時間帯を限定し、一定の時間枠のみに食事を摂り、それ以外の時間帯には食べないという方法です。
もっとも一般的なのは、16時間を食べない時間として、残りの8時間は好きなものを何でも食べていいというもの。
(朝食を抜いて、その他の時間で食べることを勧められる場合が多いです)
利点は、1日のなかで食べる時間が少なければ、一般的には摂取するエネルギーも少なくなると考えられること。
また、毎日のスケジュールがほぼ一定であれば、取り組みやすい点などが挙げられます。
難点は、食間が長くなるので、慣れていないと食欲のコントロールが難しいこと。
また、筋肉をつけてボディメイクも行いたい場合は、食べる量も頻度も増やす必要があります。
ボディビルダーが朝食を2回、摂る理由
ボディビルダーは起床直後に軽食を摂って、その後に一般的な朝食を摂ることが多いです。
これはエネルギーが入ってこない状態が長く続くと、筋肉がエネルギー源として分解されていくため。
睡眠中の7~8時間は栄養が入ってこない状態になるので、まず起床してすぐに消化・吸収が速い軽食を摂って、エネルギーの補給を行います。
また食事を減らしすぎると、体はエネルギーを消費しないよう、代謝を低下させる(体脂肪をため込む)ようになります。
一般的にも、筋肉量が多いほうが体脂肪の燃焼が促されるので、中~長期的には健康的な内容の食事を回数を多くして摂るほうが、体力・体形を維持して体脂肪を落とすには効果的です。
1回目の軽食
起床直後に摂る軽食では、まず筋肉など体の組織をつくるタンパク質に、吸収の速いホエイプロテイン(タンパク質のサプリメント=栄養補助食品)またはEAA(9種の必須のアミノ酸。タンパク質が分解されたもので、さらに吸収が速い)を補給。
それに加えて体を動かすエネルギー源として、バナナなど少量の果物から炭水化物を補給します。
2回目の朝食
軽食から30分~1時間くらい経ったところで、朝食を摂ります。
ここでは卵と、消化がゆっくり進む炭水化物(玄米や雑穀米、全粒粉やライ麦またはブランパン、オートミールなど)が一般的。
(もちろん時間がないときなどは、軽食と朝食メニューから適量、選んで摂るようにすれば十分なダイエット・体脂肪燃焼の効果も見込めます)
まとめ
・朝食抜きのダイエットは、総摂取エネルギーの減少は期待できるが、筋肉量をつけてボディメイクも行いたい場合は不利
・ボディビルダーの朝食は2回。まずプロテイン・EAAなどでタンパク質を摂取。それにバナナなどを加えてエネルギー源を補給。
・30分~1時間後に、卵と全粒粉の穀物など一般的な食事を摂る(時間がないときは、タンパク質と炭水化物をバランス良く摂れば、筋肉量を維持して体脂肪燃焼の効果は期待できる)

