
健康には、さまざまな食品からバランス良く栄養を摂るのがベスト。それを踏まえて体づくりにもっともよい炭水化物(糖質)食品はどれか?
この記事では、体脂肪減少・筋肉をつけるのにおすすめの食品を解説していきます。
体脂肪減少にベストな糖質食品

オートミールに含まれる炭水化物は、1食分30gでおよそ20g。
(メーカーにより多少異なります。体脂肪減少を目的とした場合の、1日の炭水化物<糖質>の摂取量の目安は、体重1kgあたり1~2g)
オートミールには、食物繊維が多く含まれているので、体内で消化・吸収される速度がゆっくりと進むことになります。
これにより消化・吸収の速い炭水化物(白米や食パンなど、精白された穀類)を同量に摂る場合に比べ、体脂肪の増加につながる可能性が低くなります。
また、食物繊維にはインスリンやリポプロテインリパーゼ(脂肪分解酵素)といった、体脂肪の貯蔵に関わるホルモンや酵素の分泌をコントロールする作用もあります。
朝食などに採り入れると満腹感が得やすく、空腹を抑える効果があります。
筋肉をつけるベストな糖質食品
トレーニングをハードに行う人は、炭水化物を1日に体重1kgあたり3~4g(場合によっては、もっと多く)摂ることが勧められます。
炭水化物を多く摂れる食品としては、精白された穀類(白米、食パンなど)。
パスタは通常の精白小麦の食品より消化・吸収がゆっくり進みますが、その分より長時間にわたってエネルギーを供給することができ、回復を促進する効果が高くなります。
茹でたスパゲティ100gだと、炭水化物がおよそ30g。カロリーを抑えたい場合は、トマトやペペロンチーノ、和風のソースのものがおすすめです。
まとめ:体づくりのための糖質摂取のポイント
・体脂肪減少には、消化・吸収がゆっくりすすむ未精製の穀類、中でもオートミールは糖質が少なく食物繊維が多く含まれているので朝食などにおすすめ
・筋肉をつけるには、消化がよくエネルギー源となる糖質をたくさん含んだ精白された穀物がおすすめ
通常、体づくりのトレーニングを行っている人の場合は、トレーニング直後に消化の良いもの、その他の時間帯は消化・吸収がゆっくりすすむ炭水化物(糖質)がおすすめです。
