ダイエット時のタンパク質・糖質・脂質の1日の摂取量

痩身法とフィットネスの違い、タンパク質・糖質・脂質の働き、含まれる食品とダイエット時の栄養素の比率・注意点を解説!

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瘦身法とフィットネスの違い

フィットネスにおけるダイエットの定義とは「筋肉量はできるだけ維持して、体脂肪を落とす」ことです。

一方、断食などの痩身法は、できるだけ食事の回数・量を減らして体は動かさないというもの。

痩身法やゼロカーボ(糖質抜き)のダイエット法は即効性はありますが、主に減るのはグリコーゲン(糖質が分解され体内に蓄えられたエネルギー源)と水分になります。

食欲が落ちるので体重は落ちますが、体脂肪は落ちづらく筋肉量が減少します。

そのためスタイルは良くならず(筋肉は体のラインをつくっているため)、後にリバウンドしやすい(筋肉は代謝:エネルギー消費を高める組織なので)体が出来上がってしまいます。

これらを抑えるため健康的なダイエットでは、筋肉を鍛えてバランスのとれた食事メニューでメリハリのある引き締まった体をつくり、維持していくことが目標になります。

タンパク質・糖質・脂質の働きと多く含む食品

タンパク質は、体を構成する細胞膜の主成分となります。

筋肉・髪・爪・皮膚・血管などをつくる材料であり、動物性(肉・魚・卵・乳製品など)と植物性(大豆製品など)タンパク質があります。

糖質は、体内でグリコーゲンとして貯蔵され、体を動かすための第一のエネルギー源となります。

複合炭水化物(米、めん類、パン類、いも類など。とくに精白されていないもの:玄米や雑穀米、そば、全粒粉のパン、オートミールなどがお勧め)と、単純炭水化物(果物に含まれる果糖、乳製品、はちみつなど)があります。

(*糖質は、炭水化物から、体内で消化されない食物繊維を除いたもの)

脂質は、最も熱量の高い栄養素(タンパク質と炭水化物は1g当り4kcal、脂質は9kcal)で、糖質に次ぐエネルギー源となります。

単価不飽和脂肪酸(オリーブオイル、アボガド、クルミなど)、オメガ₋3脂肪酸(鮭、イワシなど)、飽和脂肪酸(牛肉、乳製品など)などがあります。

(*飽和脂肪酸はテストステロン:筋肉をつくるホルモンを生成するプラス面もありますが、摂りすぎると常温で固まるので、血管が詰まるなどの悪影響が出る場合もあります)

ダイエット時のタンパク質・脂質・糖質の1日の摂取量

タンパク質の1日の摂取量は、体重1kgあたり1~1.6gが一般的な目安となります。(ボディビルダーなど、強度の高い筋トレを行っている人は2~3gに及ぶ場合もあります)

タンパク質は筋肉量を維持する(または増やす)ため、高レベルを維持するようにします。

脂質はエネルギー量がタンパク質・糖質より高いので、基本的に年間を通して控えめにするようにします。(体重1kgあたり1gが理想。揚げ物、ドレッシング、バターなどは控えめにします)

糖質は体を動かすエネルギー源となりますが、摂りすぎると体脂肪として蓄積されるので、ダイエット時はある程度控えめにします。

(ダイエット時は、体重1kgあたり1~2g。筋肉量を増やしたい場合は、3~4gが目安となります)

通常の食事は、腹持ちのする複合炭水化物を中心に。果糖など単純炭水化物はトレーニング前に摂るようにします)

ダイエットを成功させるための注意点

糖質ゼロだと体重は落ちますが、筋肉量も減りやすくなるので、体重1kgあたり1g(瘦せ型の方も、最低60g程度)は摂取が必要です。

また、筋肉量が多いほど代謝(エネルギーを消費する割合)が高くなり、疲れづらく体型も維持してダイエットが行いやすくなります。

ダイエット時も筋トレをして各部位の筋肉を刺激し、卵・魚・肉など様々な食品から十分なたんぱく質を摂取すると、メリハリのついた引き締まった体をつくることができます。

(不足分は、プロテイン:タンパク質の栄養補助食品を利用すると、補いやすくなります)

まとめ

フィットネスにおけるダイエットの定義は「筋肉量は維持して、体脂肪を落とす」こと。

断食や糖質0だと即効で体重は落ちますが、体脂肪は落ちづらく筋肉量が減少します。

そのためスタイルは良くならず(筋肉は体のラインをつくっているため)、後にリバウンドしやすい(筋肉は代謝:エネルギー消費を高める組織なので)体が出来上がってしまいます。

タンパク質は体を構成する主成分、糖質は体を動かすエネルギー源、脂質は最も熱量の高い栄養素。

タンパク質は筋肉量を維持するため高レベルを維持、脂質はエネルギー量が高いので控えめに、糖質は体を動かすエネルギー源となりますが摂りすぎると体脂肪として蓄積されるので、ダイエット時はある程度控えめにします。

筋肉量が多いほど代謝が上がりダイエットも行いやすくなるので、筋トレをして卵・魚・肉など様々な食品からたんぱく質を摂取(不足分は、プロテイン:タンパク質の栄養補助食品を利用すると補いやすくなります)。

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