
「プロテインを飲むメリットは?」「とくに筋肉ムキムキになりたいわけではないけど、必要なものなの?」
プロテインはたんぱく質のサプリメント(栄養補助食品)。
この記事では、たんぱく質が不足するとどうなるか、1日に必要なたんぱく質の量、プロテインを飲むメリット、種類や飲むタイミングなどを解説していきます。
たんぱく質(プロテイン)が不足するとどうなる?

プロテインは英語で「たんぱく質」のことを意味し、市販されているパウダーやバー・ドリンクなどのプロテインは、たんぱく質のサプリメント(食事で不足した分を補う栄養補助食品)になります。
たんぱく質は筋肉・心臓や内臓などの臓器のほか、肌や爪、皮膚、髪の毛など体のあらゆる部分の組織をつくる大切な栄養素になります(人間の体は、水分を除くと約70%がたんぱく質でできているといわれています)。
たんぱく質は、肉類・魚介類・卵・乳製品・大豆製品などに多く含まれていますが、現代人の食事は糖質や脂質が多く、一方でたんぱく質が不足していることが多いといわれています。
たんぱく質が不足していると、使われてボロボロになった細胞を再構成することができず、筋肉量が減少して太りやすくなったり、体調不良(疲れやすい、肌が荒れる、体が冷える、病気になりやすくなるなど)が起きる原因となることもあります。
1日に必要なたんぱく質の量はどのくらい?

1日に必要なたんぱく質の摂取量は、一般の方は体重1kgあたり1~1.6gが目安となります。
(ボディビルダーなど、ハードに筋トレを行っている人は体重1kgあたり2~3gに及ぶ場合もあります)
体重50kgの方だと、(×1gの場合)1日に少なくとも50gは必要、ということになります。
このくらいの量であれば、3食で卵・肉・魚などを十分に摂取していれば、補える量になります。
ただし、これは1日に最低限は必要と思われる量。
実際には、体格や活動量などにより、1日の必要量は変わってきます(最近では、健康を維持するためには一般的な人も1日体重1kgあたり1.5~2g程度のたんぱく質が必要と推奨する医師もいます)。
ただ、たんぱく質を増やそうとすると(そこに含まれる)脂質の量も多くなりがちなので、そのあたりが難しいところです。
(例えば、卵1個に含まれるたんぱく質は6~7gですが、同じくらいの量の脂質も含まれています)
脂質の適切な摂取量は、(糖質など、ほかの栄養素とのバランスもありますが)1日に体重1kgあたり約1gが目安なので、食品のみから必要なたんぱく質を摂ろうとすると、どうしても脂質の量が多くなってしまいます。
おすすめのプロテインの種類は?

その点、プロテインパウダーだと、付属のスプーン2杯を水で溶かして飲むだけで、約20gのたんぱく質を摂取することができ、しかも糖質や脂質はほとんど含みません。
プロテインパウダーの種類は、大別してホエイとカゼイン(牛乳からつくられたもの)、ソイ(大豆からつくられたもの)がありますが、たんぱく質の補給にはホエイがお勧め。
ホエイプロテインは消化・吸収が速いので、効率よくたんぱく質の補給が行えます。
ホエイプロテインにもWPC・WPIなど、いくつかの種類がありますが、安価でもっとも一般的な種類がWPCホエイプロテイン。
乳製品はうまく消化できないという方は、少し価格が高くなりますがより製法の細かいWPIか、あるいは少量試してみて、慣れてきたら徐々に量を増やすといった摂り方が勧められます。
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1日に飲むプロテインの量とタイミングは?

プロテインを飲む量は、一般的には1回20gを1日に1~3回(1日に食事で不足した分の量)が目安。
(筋トレの直後は、消化に問題がなければ、これより多めに摂ってもよいです)
プロテインを飲むタイミングは、たんぱく質が不足している起床直後や筋トレの後、あるいは就寝前などが勧められますが、サプリメントは食品からつくられたものなので、1日の中で摂りやすいタイミングを選んでも大丈夫です。
(就寝前に摂る場合は、消化・吸収がゆっくりと進むカゼインなどを利用すると、寝ている間もたんぱく質の補給が行われるようになります。または、ホエイを低脂肪の牛乳で割って飲といった方法もあります)
まとめ
プロテインは、たんぱく質のサプリメント(食事で不足した分を補う栄養補助食品)。
現代人の食生活は、糖質や脂質が多く、一方でたんぱく質は不足しがちといわれています。
たんぱく質が不足すると、筋肉量が減少して太りやすくなったり、体調不良(疲れやすい、肌が荒れる、体が冷える、病気にかかりやすくなるなど)が起きる原因となる場合があります。
たんぱく質の1日に必要な摂取量は、体重1kgあたり1~1.6g(×1gは最低限、必要な量。一般の方も健康維持に1.5~2倍程度の量が必要と主張する医師もあります)。
たんぱく質が多く含まれる食材は、肉・魚・卵・乳製品・大豆製品など。
プロテインパウダーだと、1回20g程度のたんぱく質を手軽に摂ることができ、余分な糖質や脂質は抑えることができます。
プロテインの種類は、消化・吸収が速いホエイプロテインがベスト。
ホエイプロテイン20gを1日に1~2回を目安に摂ることで、食事で不足した分のたんぱく質を補うことが見込めます。
プロテインを飲むタイミングは、栄養が不足している起床直後や筋トレの後が勧められますが、プロテインは食品(牛乳や大豆製品)からつくられているものなので、摂りやすいタイミングで飲んでも大丈夫です。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。