
(↑荷重してチンニング⦅懸垂⦆を行っている合間に1枚。FiT24津久井城山店にて)
「プルダウンで体重と同じウェイトを8回挙げられるようになったら、マシンとはお別れ。その後はチンニングを行おう」━アーノルド・シュワルツェネッガー(70~75・80年ミスターオリンピア:ボディビルチャンピオン)の言葉
垂直方向にマシンのハンドルや自分の体重を引いていくプル系のエクササイズは、背中の幅をつくるのに効果的。
ラットプルダウンとチンニングは似た動作ですが、いくつかの違いがあります。
この記事では、ラットプルダウンと2種類のチンニングのそれぞれの効果や特徴を解説していきます。
ラットプルダウンの特徴
ラットプルダウンは、マシンのシートに座ってパッドで下半身を固定することで、ハンドルを引くときに体が上方へ引かれるのを抑えることができます。
これにより体を安定させ、広背筋(わきの下の筋肉)など背中の筋肉に負荷をかけることができます。
またピンを指すだけで重りを調整することができるので、負荷の調節が容易になります(初心者や女性の方ならごく軽めから、上級者も体重より重いウェイトにセットすることができます)。
最近では様ざまな種類のハンドルを備えているジムも多いので、背中の特定の部分に焦点を当てて鍛え、筋肉の成長を促すことができます。
チンニングの特徴
チンニングは、鉄棒にぶら下がって体を安定させながら引き上げることで、背中や上腕二頭筋(力こぶの筋肉)のほか、腹筋や殿筋(ヒップ)など体幹部の筋肉の関与もやや大きくなってきます。
全身のバランスを取りながら行うので、逆三角形の上半身をつくるほか、競技スポーツのための筋力アップにも効果的です。
難点は、自分の全体重を挙げなければいけないので、かなりの筋力が必要になること。
最初はベンチに足をついて体を上げてゆっくり下ろしたり、代替種目としてプルダウンやアシステッドチンニングを行う、またはベントオーバーロウなどで筋力をつけていくのも効果的です。
アシステッドチンニングマシンの特徴
ジムによっては、マシンが補助をして体を持ち上げてくれるアシステッドチンニングマシンが置かれているところもあります(重りをセットすると、マシンの床が上がって持ち上げてくれます)。
初心者の方は補助ありで8~12回できる重さに設定し、少しずつ補助を減らしていくのも効果的です。
また上級者の場合もトレーニングの仕上げに用いると、背中の筋肉をさらに追い込んでいくことができます。
アシステッドマシンでは弾みをつけて体が持ち上がらないよう、ややゆっくりとコントロールした動作で行うことが勧められます。
まとめ
ラットプルダウン・チンニングとも、ウェイトまたは自重で負荷を垂直方向に引いていくこと、主に背中の幅をつけていく効果があります。
ラットプルダウンは、マシンに体を固定することで背中の特定の部分を刺激しやすく、また筋力にあわせて負荷を調節しやすい利点があります。
チンニングは、支えがないので体を安定させるための補助的な筋肉の働きも多くなり、全体的なサイズアップや筋力アップに効果的です。
それぞれに一長一短があるので、目標や各自の筋力にあわせて適した方法を選んだり、またはトレーニングごとに変化を加えると背中全体の完成度を上げるのに役立ちます。