【肩の筋肉の鍛え方】手の向きを変えて三角筋後部を鍛える

三角筋(肩)後部のエクササイズで、手のひらを向かい合わせたニュートラル(手のひらを向き合わせる)グリップで行う場合と、手首を回内させた(手のひらを足のほうに向けた)グリップの効果の違いとは?

この記事では、それぞれの鍛えられる部分と効果的な採り入れ方などを解説していきます。

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回内グリップで行う場合

ベントオーバーラテラルレイズ(三角筋後部の種目。ダンベルを持って上体を前に倒し、腕を横に開く)で、手首を回内させた(手のひらを足のほうへ向けた)グリップで行うと、前腕を内側に回旋させた状態になります。

この向きで行うと、三角筋後部がより重点的に刺激されることになります。

(バーベルやマシンで行う場合も、同様になります)

三角筋後部の成長が遅れているという場合は、このグリップを使うようにすれば、弱点部位を効果的に鍛えることができます。

ニュートラルグリップで行う場合

ベントオーバーラテラルレイズを、ニュートラル(手のひらを向き合わせる)グリップで行うと、前腕と上腕は動作全体をとおして腕を回内させない状態になるので、重点を置かれる部位がやや変わってきます。

この場合、三角筋後部のほか、中部(横、側面)も使われるようになります。

このやり方で行うと、三角筋中部に新たな刺激を与えて成長を促すほか、後部と中部の結合部分を強化することができます。

まとめ:それぞれのグリップの効果と採り入れ方

・回内(手のひらを足のほうに向けた)グリップだと、三角筋後部がより重点的に刺激される

・ニュートラル(手のひらを向き合わせた)グリップだと三角筋の中部(側面)も使われ、三角筋中部や、後部と中部の結合部分も刺激することができる

三角筋後部をより重点的に鍛えたい場合は、回内グリップのほうが優位。

応用として、トレーニングごとにグリップを変えると、三角筋全体をバランス良く成長させるのに役立ちます。