ストレッチで効果がでるまでの期間は?

ストレッチで効果が出始める期間はどのくらい?

この記事では、ストレッチで期待される主な効果、効果が出始めるまでの期間、またストレッチで筋力は向上するかなど、現役トレーナーが解説していきます。

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ストレッチで期待される効果は?

ストレッチで期待される主な効果は、

●柔軟性の向上・関節の可動域の改善

ストレッチでは、筋肉の持つ本来の働きと反対方向に伸ばすことによって、筋肉・腱や靭帯・関節包・筋膜・皮膚・神経など、骨以外のやわらかい組織全体を伸ばしていくことができます。

それにより柔軟性が向上し、また関節の可動域を広げ、改善することが期待できます。

●疲労回復・リラクゼーション

筋肉を伸ばし、その後に緩めることによって血流が良くなり、疲労回復を促す効果が期待できます。

また、深い呼吸により神経系が落ち着き、リラックス効果を得ることができます。

●腰痛・肩こりなどの予防

デスクワークなど同じ姿勢や動作が続くことにより、特定の筋肉が硬くなって全体にアンバランスが生じ、腰や肩などにコリ・痛みが起きている場合、ストレッチで筋肉を伸ばし血行を良くすることで、コリや痛みの緩和・予防をする効果が期待できます。

ストレッチで効果がでるまでの期間は?

健康な人を対象に、ストレッチを行うグループと行わないグループを比較した結果、ストレッチを行うグループでは4週間後にハムストリングス(太ももの裏側)などの可動範囲が広がったという報告があります。

ストレッチは、他の運動より比較的強度が軽いので、とくに開始当初に週3~6回など頻度を多くして行えば、効果が出やすくなることが期待できます。

ストレッチで筋力は向上する?

一般的な静的(15~30秒程度、筋肉を伸ばした姿勢を維持する)ストレッチのみの場合だと、筋力・筋肉量の劇的な伸びは期待できません。

(筋力・筋肉量の向上には、筋肉に日常でかかる以上の負荷をかけ、収縮させる=力を加え、引き締める必要があります)

ただし、ウェイト(筋力)トレーニングを単独で行った場合と、ストレッチを併用して行った場合のグループを比較した研究では、8~12週間後、ウェイトトレーニングとストレッチの両方を行ったグループの方が筋力の大幅な向上が見られたという報告があります。

また、高齢者の方はストレッチを取り入れることで、筋委縮(筋肉が衰えて小さくなること)を抑え、日常の動作も向上する効果が期待できます。

トレーニング後、体が温まった状態でストレッチを取り入れると筋肉が伸びやすく、呼吸や神経系もリラックスし、クールダウンの効果も得ることができます。

まとめ

・ストレッチで得られる主な効果は、柔軟性の向上、疲労回復・リラクゼーション、(特定の筋肉が硬くなって起こる)腰痛や肩こりの緩和・予防など

・ストレッチは約4週間後から効果が期待できる。とくに開始当初は頻度を多くして行うと効果的。

・筋力トレーニングとストレッチを併用した場合、より大きな筋力の向上が期待できる。筋トレの後だと体が温まっているので伸びやすく、クールダウンの効果も得られる。

ストレッチは、無理せず激しい痛みを感じない範囲で、徐々に伸ばしていくようにすると効果が上がります。

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