筋トレ・スーパーセット法とは?効果とやり方の例

筋トレのテクニック、スーパーセット法とは?

この記事では、スーパーセット法のやり方や類似したテクニック、期待される効果や狙い、取り入れる際の注意点などを解説していきます。

スポンサーリンク

スーパーセット法とは

スーパーセット法とは中~上級者の方向けの筋トレのテクニックのひとつで、(表・裏など)拮抗する筋肉をセット間の休憩なしで鍛える方法です。

例えば、上腕二頭筋(力こぶ)にカールを行い、そのままベンチに仰向けになって上腕三頭筋(二の腕)にトライセップスエクステンションを連続して行うなど。

この2種目でスーパーセットの1セットとなり、ここで短時間の休憩をはさんで、3~4セット繰り返す方法となります。

▼腕の筋トレ種目については、こちらもご参照ください。

力こぶの筋肉(上腕二頭筋短頭・長頭)の鍛え方・筋トレメニュー6選!
上腕二頭筋(上腕の表側、力こぶの筋肉)の筋トレ種目一覧と、レベル別メニューの組み方の例を解説します。上腕二頭筋の内側の短頭を鍛えることで腕を太く、外側の長頭を鍛えることで盛り上がった力こぶもつくることができます。上腕二頭筋の基本の筋トレメニ...
二の腕の筋肉(上腕三頭筋長頭・外側頭・内側頭)の鍛え方・筋トレメニュー8選!
上腕三頭筋(上腕の裏側、二の腕の筋肉)の筋トレ種目一覧と、レベル別メニューの組み方を解説します。上腕三頭筋は普段あまり使われず、たるみやすい部位でもあります。外側・内側にある外側頭・内側頭、中間にある長頭を鍛えることによって男性なら太い腕、...

1種目行っている間、反対側の筋肉は休憩してストレッチされ、2種目を連続して行うことで筋肉をより強く収縮させる(引き締める)ことができます。

また、種目を連続して行うことでセット間のエネルギーの消費量を増やし、体脂肪の燃焼を促すことができます。

スーパーセット法は腕のほか、胸と上背部、大腿四頭筋とハムストリングス(太ももの表側と裏側)、腹筋と背筋の組み合わせなどがあります。

スーパーセット法と類似したテクニック

スーパーセット法と類似したテクニックに、同じ筋肉を連続して鍛えるコンパウンドセット法があります。

これは例えば上腕三頭筋に、トライセップスエクステンションを限界まで行った後、続けてクローズグリップベンチプレスを行うなど。

(クローズグリップベンチプレスでは胸・肩も使われるので、トライセップスエクステンションで三頭筋に限界がきても、さらに追い込むことができます)

同じ部位の種目を2種目組み合わせて鍛えることで、その筋肉のパンプ(血液・体液が充満し、筋肉が張った状態になること)を強めることができます。

さらに3種目連続して行うトライセット法(肩や腹筋などに有効です)や、4種目連続して行うジャイアントセット法(これはプライベートジムなどでないと実行が難しいですが)があります。

スーパーセット法で期待される効果

スーパーセット法やコンパウンドセット法、トライセット法・ジャイアントセット法では、休憩なしで連続して種目を行うので時短にもつながりますが、狙いはそこではありません。

筋肉のパンプを促し、体を引き締めることが主な目的となります。

(ボディビルダー時代のアーノルド・シュワルツェネッガーはコンテスト前、胸や背中のエクササイズを組み合わせるなど、筋肉にカットをつけるために行っていました)。

非常に強度の高いテクニックになので、やりすぎには注意が必要です。

(2種目以上を連続して行うので通常より扱うウェイトは軽くなりますが、セットを完了させるのに基礎となる筋持久力や集中力が必要となります)

また、公共のジムでは他の人も同じ器具を使いたい場合があるので、器具を独占しないよう配慮が必要となります。

まとめ

スーパーセット法とは中~上級者の方向けの筋トレのテクニックのひとつで、(胸や背中、太ももや腕の表・裏など)拮抗する筋肉をセット間の休憩なしで連続して鍛える方法になります。

1種目行っている間、反対側の筋肉は休憩してストレッチされ、2種目を連続して行うことで筋肉をより強く収縮させる(引き締める)ことができます。

また、種目を連続して行うことでセット間のエネルギーの消費量を増やし、体脂肪の燃焼を促すことができます。

類似したテクニックに、同じ筋肉を2種目連続して行うコンパウンドセット法、3種目行うトライセット法、4種目行うジャイアントセット法があります。

同じ部位の種目を2以上種目組み合わせて鍛えることで、その筋肉のパンプ(血液・体液が充満し、筋肉が張った状態になること)を強めることができます。

2種目以上を連続して行うので通常より扱うウェイトは軽くなりますが非常に強度が高く、セットを完了させるのに基礎となる筋持久力や集中力が必要となります。