
筋肉をつくり体脂肪を減らす、重要なホルモンであるテストステロン。
テストステロン分泌は20代をピークに、30歳を過ぎると年に約1.6%ずつ減少していくといわれています。
テストステロンの減少を抑えるには、筋肉を鍛えるトレーニングが有効とされていますが、テストステロンレベルを高めるとされる食品もあります。
この記事では、テストステロンの生成量を増やす食品を5つ上げてみます。

1.ブロッコリー
ボディビルダーの定番食品でもある、ブロッコリーやキャベツ、カリフラワーなどのアブラナ科の野菜は、エストロゲン(女性ホルモン)の作用を抑える働きを持つとされています。
体内の遊離テストステロンは筋肉をつくる、体脂肪を減らす、トレーニングのパフォーマンスを高めるといった作用をもたらします。
2.ほうれん草
緑の葉物野菜には、マグネシウムが豊富に含まれています。
ほうれん草などに含まれるマグネシウムは、筋肉の成長に重要な役割を果たすミネラルになります。
(昔のコミックで、ポパイがほうれん草でパワーアップしたのは、理にかなっていた!?)
3.にんにく
にんにくにはジアリルジスルフィド(二硫化アリル)という、テストステロンの生成を促す作用を持つ物質が含まれています。
タンパク質を含む食品と組み合わせると、テストステロンレベルが高まることが期待できます。
4.卵黄
卵の黄身に含まれるビタミンD₃には、テストステロン生成を高める働きがあります。
ビタミンD₃は、黄身のコレステロールからつくられるホルモンで、テストステロンと同じ構造を持つホルモンとなります。
中~長期的にビタミンD₃を摂っていると、体内の総テストステロンや遊離テストステロン量が増加することが期待されます。
5.きのこ
きのこには、アロマターゼの生成を阻害する物質が含まれています。
アロマターゼは、アンドロゲン(男性ホルモン)をエストロゲン(女性ホルモン)に変換する働きを持つ酵素で、これが抑えられることによりテストステロンレベルを上げることが期待できます。
