【上腕三頭筋(腕の後ろ)の鍛え方】トライセップスプレスダウン

上腕三頭筋(上腕の裏側、二の腕の筋肉)は、主にヒジを伸ばす働きがあります。

ケーブル(ワイヤーを引くマシン)を使ってヒジを伸ばしていくトライセップスプレスダウンは、動作中に筋肉のテンション(緊張状態)を維持して行うことができ、三頭筋(とくに外側部分)の引き締めに効果的です。

この記事では、トライセップスプレスダウンで鍛えられる部位・正しいやり方・効果を上げるコツを解説していきます。

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トライセップスプレスダウンで鍛えられる部位

トライセップスプレスダウンは、ケーブル(ワイヤーを引くマシン)でヒジを伸展する(伸ばす)動作で、上腕三頭筋(上腕の裏側、二の腕の筋肉)を鍛えることができます。

上腕三頭筋は上腕の裏側で馬のひづめのような形をした筋肉で、外側頭(三頭筋の外側部分)・短頭(内側の肘近く)・長頭(外側頭と内側頭の中間の位置)の3つの筋頭から構成されています。

プレスダウンではストレートバー、カーブのついたEZバー、また応用としてロープや片手ハンドルで行うことができます。

ストレートバーやEZバーだととくに外側頭に、ロープバーで動作中に手首を回内する(手のひらを下へ向ける)と三頭筋全体に、またリバースグリップ(手のひらを上に向ける)だと内側頭に刺激を加えることができます。

トライセップスプレスダウンの正しいやり方

トライセップスプレスダウンはハンドルを変え、さまざまな形で行うことができますが、カーブのついたEZバーかVバーで行うのがもっとも一般的なやり方になります。

(重いウェイトが扱え、なおかつ手首へのストレスも軽減して行うことができます)

ケーブルマシンの前に立ち、上側に滑車をセットしてハンドルを握り、上体をわずかに前傾させてヒジを体よりやや前に出して構えます。

息を吸って体幹部を安定させ、吐きながら肘を中心に前腕が弧を描くようにしてヒジを伸ばし、ハンドルを太ももの前にくるよう押し下げていきます。

(ロープバーの場合、肘が90度を超えるあたりから、左右の手がやや離れるようにして手のひらが下に向くようにして回し、ヒジを伸ばしていきます)

腕を完全に伸ばしたところで、さらに上腕三頭筋を絞り込んでから、息を吸ってヒジを曲げ、前腕が床と平行よりもやや上向きになるところまで戻し、繰り返します。

8~12回を目安に、3セット程度行うと効果的です。

トライセップスプレスダウンで効果を上げるコツ

ロープバーを使って上体をやや前傾させ、ヒジの位置を体の少し前に動かすと、上腕三頭筋の長頭をさらにストレッチさせることができます。

また、上腕三頭筋をさらに強く収縮させる(引き締めて、縮める)には、動作中に前腕を回内させて手のひらを完全に下に向けるようにします。

動作中はヒジの曲げ伸ばしだけでバーを下げていき、上腕や体幹部は固定して行うようにします。

まとめ

トライセップスプレスダウンは、ケーブル(ワイヤーを引くマシン)でヒジを伸展する(伸ばす)動作で、上腕三頭筋(上腕の裏側、二の腕の筋肉)を鍛えることができます。

ストレートバーやEZバーだととくに外側頭に、ロープバーで動作中に手首を回内する(手のひらを下へ向ける)と三頭筋全体に、またリバースグリップ(手のひらを上に向ける)だと内側頭に刺激を加えることができます。

ヒジを中心にして前腕で弧を描くようにして腕を伸ばし、上腕三頭筋を絞り込むようにして力を入れます。

8~12回を目安に、3セット程度行うと効果的です。

ロープバーを使う場合は、動作中に手を回内させて手のひらが下を向くようにすると、上腕三頭筋をさらに引き締めることができます。