ホエイプロテイン・カゼインプロテイン・ソイプロテインの違いとは?

「プロテインはたくさん種類があるけど、どれがおすすめ?」プロテインは、筋肉など体の組織をつくるたんぱく質のサプリメント(栄養補助食品)です。

この記事では、プロテインの代表的な種類であるホエイプロテイン・カゼインプロテイン・ソイプロテインのそれぞれの特徴と効果的に飲むタイミングや量などを解説していきます。

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プロテインの特徴

プロテインのサプリメントは、食事で不足したたんぱく質を補う栄養補助食品で、筋肉の成長・回復を助ける効果があります。

消化・吸収が良いので摂りやすく、またたんぱく質を多く含む食材より費用の面でも効率が良く手軽に利用することができます。

シェイクして飲むプロテインパウダーのほか、現在ではプロテインバーや飲料などがコンビニやスーパーでも手軽に購入できるようになりました。

たんぱく質の補給としてとくにおすすめな形態は、たんぱく質の含有量が高い(80%以上のもの)パウダー状のもの。

糖質や脂質がほとんど含まれず、低カロリーで質の高いたんぱく質を補給することができます。

(ただし、シェイクを携帯していない場合などは、バーや飲料などで一時的にカバーするのも効果的です)

プロテインパウダーにもさまざまな種類がありますが、中でもホエイ、カゼイン、ソイプロテインの3種類が代表的な種類になります。

ホエイ・カゼイン・ソイプロテインの違い

ホエイプロテインは乳たんぱくの一種で、消化・吸収がもっとも早く進むのが特徴です。

そのため、飲むタイミングとしてはトレーニング直後や起床後の空腹時の利用に適しています。

カゼインプロテインも乳たんぱくの一種ですが、こちらは乳固形成分のひとつで消化・吸収がゆっくりと進むのが特徴です。

就寝前に摂ると、就寝中も持続的にタンパク質の補給が進むことが期待できます。

ソイプロテインは、大豆を原料とした植物性のプロテインになります。

カゼインと同じく消化・吸収がゆっくり進むのが特徴ですが、乳たんぱくに比べ水に溶けにくく、動物性のたんぱく質とバランスをとりたいときの摂取などに勧められます。

それぞれを混合したプロテインもあり、吸収が早いものとゆっくり進むものの両方を摂ることができます。

プロテインの摂取法の例

ボディビルダーのようにハードにトレーニングを行い、たんぱく質の必要量が多くなる(1日に体重1kgあたり2~3gの場合)のプロテインの摂取法の例は

・トレーニング前 30~60分前に20~40g

・トレーニング後 40~60g

・他の時間帯 1回 20~40g

といった形になります。

一般的には、たんぱく質の必要量は1日に体重1kgあたり1g(運動をする場合は、~1.6g程度)とされています。

たんぱく質の必要量は体格や運動量により異なるので、個々の目的やライフスタイルにあわせて食事で不足した分をプロテインで補うといった利用法が最適です。

まとめ

プロテインとは、食事で不足した分のたんぱく質を補うサプリメント(栄養補助食品)になります。

プロテインの代表的な種類であるホエイ・カゼインプロテインは牛乳が原料、ソイプロテインは大豆を原料としたものになります。

ホエイプロテインは消化・吸収が速く(起床時やトレーニング直後などがお勧め)、カゼインやソイプロテインは消化・吸収がゆっくりと進む(間食や就寝前がお勧め)のが特徴です。

一般的なたんぱく質の1日の摂取量の目安は、体重1kgあたり1~1.6g(筋肉量アップが目的の場合は2~3gまで及ぶ場合もあり)、個々の目的やライフスタイルにあわせて摂ることが勧められます。

現代人は食事には困らず、体を動かすエネルギー源となる糖質や脂質は過多になりがちですが、一方で体の組織をつくるたんぱく質は不足している場合が多いといわれています。

運動をして適度にたんぱく質を摂ることは、筋肉をつけて体形を良くするほか、髪や肌、爪、内臓などの健康を保つなど、さまざまな効果が期待できます。

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